「ドコモメール持ち運び」は、ドコモ回線解約後やahamoに乗り換え後にも引き続きドコモメールを利用できるサービスです。
解約後にメールアドレスを引き継げるメリットは多いですが、実はキャリアメールを使い続けるデメリットもあります。
引き継いでから後悔しないように、デメリットを知っておく必要もあります。
今回は「ドコモメール持ち運び」のサービス内容とメリット・デメリットを解説します。
「nino-life」では、他にもさまざまなサービスについて考察しています。
⬇︎他のサービスに興味を持っていただけた方は、こちらから確認してください⬇︎
「ドコモメール持ち運び」のサービス内容
「ドコモメール持ち運び」は2021年12月から始まったサービスです。
具体的にどのような内容になっているのでしょうか、解説します。
「ドコモメール持ち運び」ってどんなサービス?
「ドコモメール持ち運び」のサービス内容は以下の通りです。
- ドコモ解約・ahamoへの乗り換え後もドコモメールが使える!
- ドコモメールをそのまま残せる!
- サービスの利用料は月額330円(税込)
- 申し込みから31日間の月額無料キャンペーン中!
ドコモを解約してもドコモメールが使えるサービスです。
クラウドに保管しているメールなら過去のメールもそのまま見られます。
これまでの大事なメールをうっかり消してしまう心配なく乗り換えができます。
また、利用料月額330円ですが、今は、初回申し込み日から31日間が無料になるお得なキャンペーン中です。
その間に今までのメールを整理したり、必要なものだけ残して解約するということもできます。
そのまま引き継ぐので乗り換えの手続きも簡単です。
SNSでは、実際にメール持ち運びをした人の感想も投稿されています。
長年使っていたドコモを解約した!ドコモメールは持ち運びで他社でも使えるように設定した。月額300円かかるけれど、それでも使用料が今までの半額程度で済むなら大したことない!やったー!
— la-la (@MCAymn) December 27, 2021
いつの間にやらキャリアメール持ち運びができるようになったらしいので、ドコモからahamoに移行しました🙃
実際使ってないんだけど、お気に入りのアドレスだから無くしたくないのよね←— はづきちぽんず (@hazukichi_0106) December 24, 2021
31日以内に解約すればサービス使用料はかかりません。
とりあえず使ってみて必要なければ解約しても良さそうですね。
次に申し込み方法から解約方法まで、解説します。
「ドコモメール持ち運び」の申し込み方法
ここからは、「ドコモメール持ち運び」を利用するために必要なこと、申し込み方法などを解説していきます。
「ドコモメール持ち運び」の利用条件
注意したいのは、「ドコモメール持ち運び」を利用するための必要条件です。
- 回線契約にもとづき発行したdアカウントのIDを持っていること
- 回線契約名義が法人契約でないこと
これに加えて、
- ドコモ回線解約の場合は解約後31日以内
- ahamoへのプラン変更をする場合は現在ドコモ回線を契約中
であることが必要になります。
その他の条件として、
- 2021年12月16日より前にドコモ回線の解約やahamoへプラン変更をした方は契約対象外
- すでにahamoへのプラン変更をしているお客さまは本サービスを利用できない
などがあります。
申し込み方法
ドコモメール持ち運びサービスの申し込みは以下で行えます。
- ドコモショップ店頭
- My docomo
- ahamoサイト
それぞれ解説します。
ドコモ回線解約の場合
申し込み方法は以下の2種類があります。
- ドコモ回線解約と同時に申し込む方法
- 解約後31日以内に申し込む方法
ドコモ回線解約と同時に申し込む
ドコモ回線解約のお手続き内で「ドコモメール持ち運び」の契約を申し込む
ドコモ回線解約後に申込む
ドコモ回線解約後31日以内に、申し込む
My docomoからの申込み
My docomo別ウインドウが開きます>お手続き>オプションカテゴリ内の「ドコモメール持ち運び」>お手続きする
ahamoへのプラン変更をする場合
ahamoサイトよりプラン変更と同時に申込みが可能です。
ahamoへのプラン変更後はドコモメール持ち運びを申し込みできないので注意してください。
注意点
便利な持ち運びサービスですが、注意する点もあります。
- 新規回線契約から一定期間超過していない場合はドコモメール持ち運びを申し込みできない。
- 回線の解約時に申し込む場合、回線の解約も含めキャンセルはできない
- 回線の解約時のドコモメール持ち運びでは連絡先メールアドレスに設定されているアドレス(@docomo.ne.jp)を引継ぐことができない
また、申し込みたいメールアドレスが利用できない可能性もあります。
設定方法
「ドコモメール持ち運び」の設定方法は使っている機種や申し込み方法で変わります。
Androidの場合
ドコモの回線契約を解約した場合
- IMAPに対応しているメールソフトに設定することで利用可能
- dアカウント利用設定を行う必要がある
- ドコモメールアプリは利用できない
設定方法の詳細は「ドコモメール」の「その他のメールアプリからのご利用」ページにあります。
注意事項もあるので確認してみてください。
ahamoへのプラン変更した場合
- 利用中のドコモメールアプリ・アプリからダウンロードにて利用可能
- 対応機種は、ahamo対応機種一覧別ウインドウから確認可能
iPhone・iPadの場合
- 「iPhoneドコモメール利用設定」を行うことで利用可能
- 設定方法:
- 「ドコモメール」の「iPhone・iPadでドコモメールを使う」ページ
- 「3.iPhoneドコモメール利用設定」
- 「設定手順」で確認
解約方法
「ドコモメール持ち運び」の利用にあたり、解約方法やお問い合わせ方法も確認しておきましょう。
そのままですが、解約してしまうとドコモのアドレスが利用できなくなります。
解約する際には、本当に解約して大丈夫かよく確認してからおこなうようにしましょう。
解約時の注意事項
- アドレスが利用できなくなる
- クラウドにあるデータはすべて削除される
- ドコモメールアプリでは一部情報を除き、メールを参照できなくなる
ドコモでの契約がなくなるのですから、それまでのメールも見れなくなります。
MNPを利用した解約手順
「MNP予約番号」を取得する
ドコモの各種お申込み窓口から、MNP予約番号発行
Web、ドコモショップ、電話で申し込み可能
移転先で契約手続きをする
移転先の受付窓口で「MNP予約番号」を伝え、MNPによる新規お申込み手続きをおこなう
移転先との契約手続きが完了した時点でドコモとの契約は解約となる
お問い合わせ先
手続きに関しては、以下でお問い合わせが可能です。
ただ、webからのお問い合わせへの返信には数日かかることもあります。
webから
青文字で問い合わせページにアクセスします。
電話から
ドコモの携帯電話からの場合
(局番なし)151(無料)
受付時間:午前9時〜午後8時(年中無休)
一般電話などからの場合
0120-800-000
受付時間:午前9時〜午後8時(年中無休)
他社への乗り換えが簡単になるメールアドレス持ち運びサービスですが、デメリットもやはりあります。
ここからはキャリアメールアドレスを引き継ぐメリットとデメリットをあげていきます。
メールアドレスを引き継ぐメリット・デメリット
ドコモに関わらず、キャリアでメールアドレス持ち運びができるようになっています。
ここからは、ドコモを含む、キャリアのメールアドレスとして考えていきます。
サービス自体は手続きも簡単で利用しやすいものです。
次にキャリアメールアドレスを使い続けるメリットとデメリットを紹介します。
キャリアメールアドレスを引き継ぐメリット
キャリアメールアドレスを引き継ぐメリットは主には以下の通りです。
- 信頼性が高い
- 迷惑メールに振り分けられる可能性が低い
- ガラケーにも繋がりやすい
それぞれ解説します。
信頼性が高い
キャリアメールはキャリアと契約している人しか利用できません。
キャリアと契約するには、個人情報を提示する必要があります。
誰でも自由にアカウントを取得できるフリーメールよりも信頼性が高いです。
なお、セキュリティについては、セキュリティがしっかりしている大手のフリーメール提供会社を選べばほぼ安全とも考えます。
迷惑メールに振り分けられる可能性が低い
信頼性が高いメリットは
- 迷惑メールに振り分けられる可能性が低い
- 各種の会員登録のメールアドレスで必ず有効
- スマホ以外の人にも繋がりやすい
などが挙げられます。
フリーメールアドレスだと、登録できないサービスもあります。
キャリアメールならそのような心配がなく、安心です。
ガラケーにも繋がりやすい
ガラケーが主流だった頃は、スマホからのフリーアドレスのメールが送れなかったことが問題になっていました。
そのため、ガラケーにも繋がりやすいキャリアメールが重宝されました。
しかし、スマホが主流になった今、40歳以下のスマホの普及率は90%を超えています。
キャリアメールアドレスを引き継ぐデメリット
では、キャリアメールアドレスを引き継ぐデメリットには何があるでしょうか。
主には以下のようなものが考えられます。
- 月額使用料が発生する
- 解約後31日以内に申し込みが必要
- フリーメールアドレスに切り替えるタイミングが難しくなる
それぞれ解説します。
月額使用料が発生する
ドコモの場合、メール持ち運びサービスを利用するには毎月330円の使用料がかかります。
また、キャリアで使用している方でも、通信料や各種サービスに入ることで使い放題のプランにしていたりと、何かしら料金が上乗せされています。
解約後31日以内に申し込みが必要
ドコモでは、メールアドレス持ち運びサービスは解約後31日以内に手続きが必要です。
解約後しばらくしてから必要性に気付いても変更できません。
ただ、31日間の猶予があると考えれば、これから先、自分にとってのキャリアメールの必要性を考えるには十分な時間ではないかと思います。
フリーメールアドレスに切り替えるタイミングが難しくなる
もちろんずっとキャリアメールアドレスを利用すれば良いのですが、
- フリーメールアドレスは無料で使える
- フリーメールアドレスなら他社に乗り換えても変わらず使える
などのメリットがあります。
キャリアメールアドレスを使い続けるほど、どこで変更するかのタイミングも難しくなります。
いずれ解約する確率の高いキャリアには、そういったリスクがあります。
キャリアメールアドレスを引き継ぐ必要性
メリット、デメリットはわかったけど、やはりこの先のことを考えると悩みますよね。
ここでは、持ち運びサービスをおすすめする方、そうでない方を解説します。
キャリアメールの持ち運びがおすすめな方
メール持ち運びサービスを利用した方が良いのは、以下のような方です。
- 月々の携帯料金を安くしたい
- 格安SIMに乗り換えたいがメールアドレスの変更やMNP番号の手続きが面倒
- 重要な個人情報の提示の機会が多い
現在、キャリア契約をしている方は、月々10,000円近く払っている方が多いと思います。
しかし格安SIMに乗り換えると月々5,000円以内に収めることが可能です。
メール持ち運びにかかる費用は月々330円です。
持ち運びサービスを利用すれば、手続きも最小限で済みます。
また、信頼性が高く、セキリュティがしっかりしているので、仕事や取引などにも使えるので安心です。
フリーメールアドレスではそういった場面で利用できない可能性があります。
キャリアメールの持ち運びをしなくてもいい方
- 現在、Gmailなどのメールアドレスの利用で問題ない
- 解約や変更手続きにも抵抗がない
以上のような方は、この先もキャリアメールを使う必要性は低いと考えられます。
最近ではフリーメールアドレスも一般的になっています。
キャリアメールの需要は下がっているが重要度は下がっていない
「ドコモメール持ち運び」のサービス内容の解説と、それに伴うメリットとデメリットをお話ししました。
キャリアメールの持ち運びサービスは、そのままメールアドレスを引き継ぐことができ、格安SIMへの乗り換え時の手続きも簡単です。
これまで手続きやアドレス変更が面倒だと思っていた方には、より簡単に他社への乗り換えができることになります。
ただ、この先利用する人の方が多くなれば信頼性も高くなることも考えられます。
また、セキリュティ面では、Gmailなどの大手のフリーメールサービスを利用すればセキリュティも万全なので安心です。
キャリアメールの引き継ぎを悩む要因は多々ありますが、メールアドレスを引き継ぐかどうかは、
- 信頼性の重要度
- アドレス変更やMNP番号発行などの手続き
- 月額利用料への考え
などの点で考慮すると、
- 重要な個人情報の登録の機会が多い
- アドレス変更が多数必要である
- 手続きの方法が難しい
というような方は、メールアドレスを引き継ぐほうがいいと言えます。
フリーメールが主流になってきたとは言っても、まだまだキャリアのメールアドレスの方が信頼度も重要度も高いです。
他にも便利なアプリ紹介などの記事も書いています。
気軽にのぞいていただけると嬉しいです!
⬇︎アプリ関連記事はこちら⬇︎