今回は習いごとでも人気のピアノについてです!
ピアノを習わせたいけど家庭で教えられないのかな?
そう思っているママやパパは案外多いのではないでしょうか。
実際には、ご家庭によって独学でいい場合と教室に通った方がいい場合に分かれます。
今回は、息子が3歳から通っている教室のリアルなレッスン事情を紹介します!
otto、5歳の息子、0歳の娘と暮らす平凡な主婦。
日々の些細なことにも気にしたり凹んだりする豆腐メンタル。
かと思えば、信念を強く持ち、何事にも果敢にチャレンジするが飽き性が玉に瑕。
よく言えば芯がある、悪くいえば頑固。
実際にレッスンの内容がわかれば、お金を払って教室に通う良さもあると気づけます。
ピアノに通ってわかった、ninoが感じる独学・教室のメリットやデメリットも紹介します。
ピアノは独学可能?可能な場合と教室がいい場合
結論を言ってしまえば、ピアノは独学でも習得できます。
レッスン教材はネットや専門店で手に入りますし、今時はYouTubeでも弾き方やピアノの基礎を教えてくれるチャンネルもたくさんあります。
ただ、小さな子どもに教える場合、親や家庭の状況が大きく影響します。
これらが整っていなければ、本格的にピアノを習得させたいなら教室に通うべきです。
子どものピアノレッスンが独学で可能な場合
子どものレッスンには指導とピアノが必要です。
そこで独学で可能な場合とは、
- 親御さんのピアノ経験値が高い
- 家庭にピアノを置いている、もしくは購入できる
ことが大きなポイントになります。
パパママがプロ並みにピアノを弾ける
親御さんが
- 音大を出ている
- 保育士さんである
- 10年以上ピアノを習っていた
- プロ並みにピアノを弾いている
など、ピアノ経験者であればもちろん家庭で教えられます。
ポイントはプロ並みであること。
それだけの実力があれば、初心者から中級までくらいなら全く問題ありません。
初めのうちは教材も本当に簡単なものなので、親御さんが楽譜が読めるなら、レッスンで行う内容と大差なく教えられると思います。
ただ、子どもが真剣に取り組めばそれだけ、教えるレベルも内容もどんどん上がります。
親御さんが趣味でやっている場合にはいつかの時点で教室に通うことを検討しなければならない時期がやってきます。
親御さんがしっかり正しいレッスンを受けてピアノスキルを習得しているなら、ある程度高度なレベルまで教えられるでしょう。
自宅にピアノがある、置ける
自宅にピアノがないと始まりません。
- 自宅にすでにピアノがある
- マイホームでこれから購入する予算がある
- 置き場所が確保できる
このような場合には、自宅でのレッスンがスムーズです。
一方、賃貸のアパートなどではピアノを置くのは難しいです。
アパートの場合、ピアノを搬入できなかったりピアノの重さに床が耐えられない可能性が高いです。
運び入れたとしても、大きなピアノを置いてしまうとかなりのの面積を取られ、部屋を圧迫してしまうでしょう。
マンションでは楽器を置ける物件もあります。
もし、ピアノを購入する前にマンションを借りるのであれば事前にそう言った物件を探しておくと安心です。
一方、相談できる物件と「楽器演奏可」と記載のある物件では大きく異なります。
「楽器演奏可」の物件では、そういった事態を想定して造られているので、一般の物件より防音性が高くなっています。
不可と書かれていなくても、防音性が高くない場合は、周囲の住民と騒音トラブルに発展することもあります。
ただ、子どもにピアノを習わせたいと思った時点でピアノを持っていない、またはピアノを置いて演奏するのに適した家ではないご家庭も多いのではないでしょうか。
ピアノを教室に通わせるのがいい場合
独学でできるポイントと反対に、
- 親御さんがピアノを教えられない
- ピアノを自宅に置けない、持っていない
場合には、基本的には教室に通った方がいいです。
パパママが教えられない
- ピアノの楽譜を少しは読める
- 簡単な曲くらいなら演奏できる
初めのうちはそれで十分です。
ただ、基礎から上級までしっかりレッスンを受けた経験がなく、独学や子どもの頃に数年ピアノをやっていただけなら独学で教えるのはやめた方がいいです。
ninoも小学生の頃にピアノを習っていましたが、その後はほとんど触ってきませんでした。
もちろん簡単な楽譜や初級くらいなら教えられると思います。
でも、基礎が本当にしっかりしているかと言われると曖昧です。
息子が持ち帰るレッスンワークや、教室でのリズムワークなどをみていると、自分の経験だけではやっぱり無理だったなと感じました。
基礎の進め方を知っていないと何から、どのリズムから教えればいいのかわかりません。
ただ一曲を弾けるようになりたいだけなら、その曲だけ教えればいいですが、ピアノのスキルとして身につけさせたいなら、基礎はしっかり固めておくべきです。
ちょっとわかる程度では、その辺の一番土台になる部分をしっかり教えてあげられないのです。
ピアノを自宅に置けない、持っていない
ピアノが自宅になく、今後も置くのが難しいなら、教室で練習するしかありません。
必然的に自宅でピアノを習得するのは無理な話です。
ピアノの代用として、電子ピアノやキーボードがあります。
それぞれの違いを簡単に解説しますが、本格的にピアノを習いたいなら、ピアノか電子ピアノは必須です。
2つのどちらかを家に置けない場合は、教室でレッスンを受けるべきです。
ピアノ・電子ピアノ・キーボードの違い
まずピアノの他の楽器との1番の違いは、鍵盤を押すとハンマーが弦を叩いて生音が出るというところです。
この音はピアノでしか出すことができない豊かな生の音で、他の電子ピアノやキーボードには再現できない音なのです。
電子ピアノは鍵盤を押すとセンサが反応し、デジタル化した音源から音が出る仕組みです。近年の電子ピアノはより高性能になっており、よりピアノに近い音も出るようになっていますが、やはりピアノと全く同じにはなりません。
より細かな鍵盤のタッチやペダリングを重視する場合はピアノでないと再現できません。
さらにキーボードは簡易的になり、鍵盤の数もピアノより少なくなります。鍵盤の重さも他の2種に比べ軽いため、音の強弱が付けづらいです。
手軽に始められ置き場にも困らないというのが最大のメリットですが、本格的なピアノを演奏したい場合には代用には向きません。
練習用としても初期の頃はいいですが、レベルが上がるに従って、キーボードでは足りないことが増えてくるでしょう。
本格的にピアノを習うならピアノは必須
キーボードは手軽に始められて場所も取らないのでピアノの導入にはおすすめです。
なので、習い始めはキーボードでもいいと思います。
ただ、ある程度お子さんが継続してレッスンを続けられる目処が立ったら、電子ピアノかピアノは準備してあげるべきです。
また、キーボードも持っていないなら、ピアノを始めるならキーボードだけでも購入しましょう。
レッスンに通うからと家で全く練習しないと上達できません。さらに、レッスンの復習も言われるので「家に楽器がない」では済まされません。
ピアノ教室に通ってわかったメリット・デメリット
ここからは、実際に教室に通い始めてからninoが感じたメリットやデメリットをお話しします。
まず、教室に通うまでは、
- 教室で受けるのはピアノレッスンのみ
- 練習曲をひたすら反復練習
だと思っていました。
レッスンの内容は教室や先生、その子の年齢や性格によっても異なります。
なので、ninoの感じたことが他の教室でも同じではありません。
ただ、ピアノ教室のレッスンのイメージが湧いたり変わったり、何か参考になることがあると思います。
教室に通うメリットはピアノだけじゃない!
息子の通う教室では、ピアノレッスン以外にも他の楽器のレッスンやリトミックも行っています。
なので、楽器は多数あります。
ninoが幼少期に通っていた教室は個人で行っているところだったのもあり、ピアノだけ弾いていた記憶があります。
まあ、年齢的なものもあるとは思います。
息子は3歳から始めたので、集中力がほとんど持ちませんでした。
そのため、先生が他の楽器にも触れさせ、注意を引いてくれたのだと思います。
しかし5歳になった今でもピアノレッスン中に小太鼓やタンバリン、すず、よく知らない楽器が登場します。
ピアノ以外の楽器に触れ、リズム感が鍛えられた
ほとんどはリズム練習のためですが、色々な楽器に触れられるのも息子にとっては楽しそうです。
自宅でピアノを教えていたら、そんな他の楽器も練習できませんからね。
そして、そのおかげか、リズム感がどんどん鍛えられています。
先生の後を追ってリズムを発声し、リズム通りに叩いたり演奏したり。
教室に通うまでは歌を歌ってもリズムがどんどんズレてしまっていたのが、今ではしっかりリズム通り、正しい音程で歌えます。
その効果は保育園の音楽にも発揮され、演奏会や発表会でも1人しか演奏しない木琴を任せられたり、覚えるのが早いと褒めてもらったりしています。
教室に通う一般的なメリットも
一番良かったなと思ったのが、上記に書いた他の楽器も体験できることです。
もちろん、一般的に言われるメリットも感じています。
主には、
- 基礎をしっかり教えてもらえる
- 正しい指動きや手の運び、姿勢を身につけられる
ことです。
基礎ができれば応用の幅が広がる
何事も上達するには基礎が大事です。
それを順序を追って教えてくれるのが先生です。
自分では習うべき順番なんて分かりません。
自宅で弾きたい曲を練習していたら、基礎もしっかりできません。
基礎ができないということは応用も効きません。
弾きたい曲しか弾けない、ということになります。
基礎から丁寧に教わっている息子は、最近、自分で曲を考えたり、弾きたい曲の音を考えて弾いたりしています。
そしてそれが結構合ってそうに聞こえる・・・恐ろしき幼児期の能力。
正しいフォームは最初が肝心
ピアノを弾くには正しいフォームや指運びがあります。
一旦変な癖がついてしまうと治すのにも時間がかかります。
特に手のフォームは力の強弱をつけたり、綺麗な音を出すために大変重要です。
意識していても慣れないうちはフォームが崩れます。
その都度、先生は優しく指導してくれます。
5歳になった今でも、あれだけ言われてもなかなか正しいフォームは身につきません。
家で教えていたら、多分怒ってばかりになってしまうと思います。
第三者の先生がいう方がスムーズに聞き入れます。
家族ではどうしても親の方は熱が入りすぎます。
ちゃんとしてくれないと怒ってしまいがちだし、それによって子どもは不貞腐れてしまう。
家でやっていたらレッスン中にダラダラしてしまったり、レッスン自体やる気にならなかったり、、あると思います。
そういったこともあり、レッスンは家族ではない人から受けた方がいいなと感じています。
教室に通うデメリットは??
今のところ、nino家の場合は自宅で独学で行う方がよかったかもと感じることはありません。
集中できないとレッスンが無駄になる
教室に通う一般的なデメリットを上げるとすれば、お子さんの年齢が小さすぎると、
- レッスンに集中しない
- 集中できないから上達もしない
などがあげられ、その分通わせるだけレッスン代が無駄になるかもしれません。
息子は比較的集中して取り組んでいると先生は言ってくれます。(これで??って思いますが)
もっとひどい子はちっとも集中しない、練習しないのか??
そうなるとレッスンが進まず、なかなか無駄な時間になってしまいしょうです。。
継続して習うならピアノは必須
他には、長くピアノを習い続けるならいずれピアノを購入しないといけないということです。
これはピアノを習い始める時に覚悟しておく必要があります。
お子さんがすぐ興味がなくなればやめればいいくらいの気軽さで始めるならピアノは買わなくてもいいですが、ピアノを続けさせたいと思って始めるなら、ピアノの購入は避けられません。
教室での発表会などの費用
どんな教室でも発表会などのイベントがあるものです。
継続して通っていると、そのようなコンサートや発表会に出る機会が増えてきます。
強制ではないと思いますが、やはり日々の練習の成果を披露する機会です。発表するのは子供にとってもいい刺激になります。
発表会に出るなら、出演料や衣装代が別に必要です。
ピアノは独学でもできるが習うメリットは多い
ピアノは独学でも習得できるし、環境が整っていれば自宅で教えることも可能です。
ただ、お金を出して教室に通えばその分、家庭では得られない体験もスキルも得られます。
- ピアノ以外の楽器に触れられる可能性も
- 基礎からしっかり教えてもらえる
- 正しいフォームや指の運びが身につく
など、今後本格的にピアノを習得させたいなら教室に通うべきなのです。
ninoも、最初は「独学でもできるかも?」とか考えていましたが、下手に教えて、一部の知識だけで間違ったスキルや正しくないフォームが身についてしまったら後から治すのも大変です。
息子は3歳から通っていますが、先生があれこれ熱心に指導してくれるおかげで、少しずつですが上達してきています。
自分で教えるなら完璧に指導できる親御さんの場合だけで、それ以外の方なら無理せず教室に通うことをおすすめします!