エリア定額乗り放題サービス「mobi」は、特定のサービスエリア内において乗り放題で利用できるモビリティサービスです。
- 乗り放題のモビリティサービスってなに?
- 気になるけど、どんなサービスなのかいまいちよく分からない。
そんな方のために、本記事ではエリア定額乗り放題サービス「mobi」の魅力や、サービス内容、利用方法まで解説していきます。
「nino-life」では、他にもさまざまなサービスについて考察しています。
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エリア定額乗り放題サービス「mobi」
エリア定額乗り放題サービス「mobi」とは、かんたんに言うと「アプリや電話でmobiを呼ぶとで車が迎えに来てくれて、目的地まで送り届けてくれる」定額サービスです。
すでにサービスは始まっており、2021年7月WILLERにより、東京都渋谷区において月額定額料金で利用できるAIシェアリングモビリティサービスとして稼働し始めました。
その後、東京都、京都府で利用エリアを広げています。
今回、新たに2022年1月より、WILLER株式会社とKDDI株式会社の共同提供でのサービスとなります。
合併後は両社の特徴を活かし、サービス展開は全国へ広がることが期待されます。
エリア定額乗り放題サービス「mobi」の特徴
実際にはどのようなサービス内容なのでしょうか。
「mobi」の特徴をかんたんにまとめました。
- エリア内であれば定額で乗り放題!
- 定額利用以外の利用方法もお得
- AIによる最適なルート案内で快適移動
- アプリでも電話でも手配できる柔軟な配車方法!
- 家族利用の追加は1人500円!
詳しく解説します。
エリア内であれば定額で乗り放題!
「mobi」最大の特徴が定額乗り放題サービスです。
月額料金を支払うことで、半径約2km以内のエリアであればどこでも何度でも利用することが可能です。
半径2kmという「生活圏内」での移動ですが、普段使いにちょい乗りをしたい方にとってはかなり利用しやすいサービスです。
家族で利用できるので、
- 子供の塾への送り迎え
- お父さんの出勤のための駅までの送迎
- ママの買い物の交通手段
- おじいちゃんのクリニックへの送迎
など、普段の生活で車がないと不便なご家庭ほど、利用価値は大きいと考えられます。
車を所有することのデメリットの方が多い都市部ほど、今は需要があると考えられています。
ただ、地方であっても、車を持たない若い世代が多くなればこの需要は高くなると予想されます。
定額利用以外の利用方法もお得
実は、「mobi」には定額以外の利用方法もあります。
都市部に行った際に使いたい、車が使えない時だけ使いたいなど、必要な時だけ利用したい場合には、単発でのスポット利用が可能です。
単発スポット利用では、1回300円(子どもは150円)で利用できます。
スポットとは「乗車地」を指します。
気軽に使えるmobiですが、どこへでも迎えに来てくれるわけではなく、アプリ上に指定される「乗車地」を選択して配車依頼するものです。
単発ではそれを一度だけ利用できるというものです。
「mobi」を定額で利用できるか不安な方も、試しに都度払いのスポット利用からなら気軽に始められますね。
AIによる最適なルート案内で快適移動
「mobi」では独自のAIシステムを活用しています。
AIにより、予約状況や目的地まで交通状況を考慮するので、運転手・乗客ともにストレスなく目的地まで移動できます。
アプリでも電話でも手配できる柔軟な配車方法!
「mobi」の配車予約は、アプリでも電話でも可能です。
アプリの操作が難しいという方でも安心して利用できます。
- コールセンター (050-2018-0107)
- 利用時に電話で配車 (営業時間: 10~19時)
家族利用の追加は1人500円!
家族利用の場合、最大6人まで1人500円で同様のサービスを受けられます。
例: 3人家族の場合、6,000円 で利用可能
利用月額料金:1人5000円+家族2人追加分(500円×2)=6000円(月額)→ 実質1人2000円の利用料金
「mobi」の導入から配車までの手順
ちょいのりに便利な「mobi」ですが、プラン内容も利用方法もとってもシンプルです。
月額利用料金の詳細
利用料金と支払い方法は以下の通りです。
料金 | 支払い方法 | |
定額利用 | 5000円 | アプリ内決済、銀行振込 |
単発利用 | 300円(子ども150円) | アプリ内決済、現金 |
単発利用でもアプリ内決済ができるので、現金を使う必要がなく助かりますね。
子ども料金は小学生以下のお子様に適用されます。
また、小学生未満のお子様を膝のうえに乗せる場合は料金は無料になります。
「mobi」の利用方法はたったの3ステップ!
サービスの導入から実際の配車までの流れは、大きく分けて3ステップです。
- アプリをダウンロードし、お客さま情報を登録
- メニューから利用エリアのプランを購入
- アプリから乗降地を指定し、車両を予約
アプリのダウンロードは以下リンクより
「mobi」の実際の利用方法
実際の利用手順をもう少し詳しくまとめます。
- アプリ内の地図の運行エリア内画面を長押し ➡︎ タップして乗車場所を表示する
- 目的地近くの降車場所を選択 ➡︎ 「ここへ行く」をタップ
- 現在地、または乗車希望場所をタップ ➡︎ 詳細を確認後「ここから乗る」をタップ
- 乗車人数を選択
- 検索結果をタップ ➡︎ 詳細を確認のうえ「mobiを呼ぶ」をタップ
- 「乗⾞位置に向かっています」 の画⾯が表⽰されたら予約完了 ➡︎ ⾞両到着を待つ
「mobi」は利用時の自由度が高く、以下のようなことも可能です。
- 家族や会員登録していない友人などの予約も同時に行うことができる
- 配車中は車両がいる場所をリアルタイムで確認することができる
- ドライバーと電話やチャットで連絡を取ることも可能
自分ではない人の予約も取れるので、急な予定の変更や合流もしやすくなります。
配車中に居場所の確認やドライバーとの連絡が取れると、予定時刻より遅れても不安になりません。
「mobi」の解約方法
「mobi」は、定期利用、継続購入である「サブスクリプション」形式での月額課金サービスです。
30日間が経過すると自動更新で次の30日間の支払いが行われます。
サブスクは便利なサービスである一方、利用頻度が減ると課金が続いていることを忘れてしまう可能性が高いです。
利用する前に、サービスの停止・解約をしっかり確認しておきましょう。
定期利用を停止する方法
定期利用を停止したい場合は、アプリ内で手続きを行う必要があります。
マイページから自動更新を無効にすることで、定期利用を停止することが可能です。
アプリを利用しなくなった場合のアカウント情報
「アプリ自体を使わない」という場合は、スマートフォンからアプリを削除するだけでOKです。
現時点では登録したアカウント情報そのものを削除する項目は見当たりません。
ですが、ログアウトすることはできるようです。
登録情報は、アカウント登録時に使用した
- 電話番号
- Facebookアカウント
- Googleアカウント
などに紐付いています。
アプリ削除後でも、登録時に使用したアカウントでログインすれば再度利用することが可能です。
お問い合わせ先
アプリ内のフォーム、もしくは下記電話窓口からお問い合わせできます。
電話番号:050-2018-0107
※営業時間:10:00〜19:00
「mobi」利用の注意点
「mobi」は始まったばかりのサービスです。
便利なサービスですが、利用するには少々難点もあります。
ここでは「mobi」を利用する上での注意点なども確認しておきましょう。
- サービス提供エリアは4区域のみ
- 相乗りサービスである
それぞれ解説します。
サービス提供エリアは4区域のみ
現時点では、以下のごく限られたエリアでのみ利用が可能です。
- 渋谷区(東京)エリア
- 千種区(名古屋市)エリア
- 京丹後市エリア
- 豊島区(東京)エリア
- シンガポールエリア
- ベトナムエリア
*東京都豊島区は2022年サービス開始予定です。
今はまだ利用可能エリアに入っていない方がほとんどだと思います。
しかし、興味を持っているなら情報を知っておくといち早く利用できる可能性が高まります。
また、都市部に出る機会が多い方にも便利です。
サービスを知っていれば、慣れない交通機関を利用するより快適に使えるサービスです。
相乗りサービスである
「mobi」は相乗りサービスです。
相乗りになるため、タイミングによっては見ず知らずの人が同乗する場合もある。
この事実は、公式のサイトやプレスリリースでは記載が見当たりません。
実際にサポートセンターに確認してみました。
これをメリットと捉えるか、デメリットと捉えるかは人それぞれです。
ただ、複数の人と乗り合わせるバスや電車などの公共機関と比べると密になる可能性はありません。
また、相乗りする人がいなければ、自分専用の快適な送迎車になります。
サービス提供側としては、相乗りによって新しいコミュニケーションが広がることを期待しているようです。
公共機関で周囲の人に話しかけるということは、なかなかありません。
狭い車内で同じように乗り合わせたもの同士なら話も弾むかもしれません。
エリア定額乗り放題サービス「mobi」のメリット・デメリット
「mobi」は「ちょい乗り」に特化した、便利なサービスであることを解説しました。
ここからは、「mobi」を利用することで生じるメリットデメリットをさらに詳しく解説します。
「mobi」を利用するメリット
最大のメリットは「ちょい乗り」し放題という点ですが、それ以外にも実は安心のサービスなのです!
- 利用頻度が多いほど非常にコスパが良い
- 密を避けられる
- サポート体制が整っている
詳しく解説します。
利用頻度が多いほど非常にコスパが良い
定額利用の場合は30日で5,000円なので、1日平均が167円です。
さらに、エリア内であれば「どこでも何度でも」制限なく利用できます。
また単発利用においても、「1回あたり大人300円、子ども150円」ということで、タクシーを利用するよりもお得です。
密を避けられる
電車やバスなどの公共交通機関を使うより少人数での利用になるため、密を避けての移動が可能になります。
普段から人混みが苦手という方や、小さなお子様や持病をお持ちの方も安心して利用できますね。
サポート体制が整っている
お問い合わせはいつでもアプリ内のフォームから行うことが可能です。
迅速な対応を希望する場合は、電話サポートにも対応しているのですばやい問題解決が期待できそうです。
利用にあたって感じたことがあれば、同フォームからサービスの改善点やリクエストを送ることもできます。
「mobi」を利用するデメリット
「mobi」の忘れてはいけないデメリットです。
すでにお話ししていますが、再度デメリットとして考えてみます。
- サービス利用の停止忘れのリスクがある
- 相乗りになる可能性がある
これらのデメリットに対する提案と考え方も解説します。
サービス利用の停止忘れのリスクがある
「mobi」は、自動更新の無効化を行わない限り月額課金を払い続けるという状態に陥ります。
利用頻度などを考慮して定期利用を停止する場合には、必ずアプリ内から自動更新をキャンセルするようにしておきましょう。
利用していた頃と比べ不便さを感じない程度なら、利用しなくても良いのかもしれません。
相乗りになる可能性がある
乗り合いでの乗車に抵抗がある方や、プライベートをゆったりと過ごしたいといった方にとってはデメリットになる部分かもしれません。
ただ、タイミングよく乗り合いにならない可能性もあります。
また、公共機関を利用しても人との接触は避けられません。
一般的な公共機関が利用者が合わせる仕組みであるのに対して、「mobi」は自分都合で使える公共機関のイメージです。
乗車地は決められていますが、それでも乗車地の多い箇所なら近距離に200スポットほど存在します。
その高いコストパフォーマンスを実現できていのも、地域の人々が乗り合い利用をすることによって成り立ちます。
そう考えると、メリットの面もかなり大きいと思います。
乗り放題「mobi」で最適なルート移動を
さて、今回はエリア定額乗り放題サービス「mobi」についてご紹介させていただきました。
最後にお伝えした内容をまとめます。
- 「mobi」はサブスクリプション型のエリア定額乗り放題サービス
- アプリや電話で簡単に配車予約、最適なルートで目的地まで送り届けてくれる
- 半径2kmのエリア内なら「どこでも何度でも」利用できる!
- 定額利用は「30日間5,000円」、単発利用は「1回あたり大人300円、子ども150円」
- ご家族なら「最大6人まで追加料金1人500円」で家族みんなでもっとお得に利用できる!
- 小さなお子様がいらっしゃるお母さんお父さん
- 自動車を持っていない方
- 身体にハンデキャップがある方
- 高齢者の方
など、幅広い世代で利用価値のあるサービスです。
何よりも利用料金が安いという点が、利用するうえでのハードルを大きく下げています。
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