子どもの習い事を続けさせるには、親の関わり方がとても重要になります。
特に未就学のお子さんは、親の意向で習い事をしていたり、やりたいと言ったのもその時の気分だけだったりすることも多いです。
そんなお子さんのやる気を出し、習い事を続けさせるためにnino家で行ったことを紹介します。
- 習い事を始めたばかりけど、やめたいと言われ困っている
- 習い事が上達しなくて楽しくないからやめたいようだ
- やめたいのは習い事が合っていないのか、心配
など、子どもにレッスンに楽しく通ってもらいたい方はぜひ読んでみてください。
習い事だけでなく、他のことにも通用するのでいろんなことに活用できます。
※「効果バツグン!」とは言え、ここでお話ししていることは、あくまでnino家の考え、方針です。
育児に関しては、特に賛否両論、各ご家庭でさまざまな考え方があります。ましてや、教育関連の専門家でもありません。
素人のたわごと程度のものですので、こんなことしてるんだなあ〜くらいで捉えてください。
子どもが習い事に楽しく行けるようになった原因
子どもの習い事を続けさせるべきかどうか、続けさせるコツなどは前回の記事にまとめています。
そしていきなり本題ですが、nino家で実践したのは「接触頻度を増やす」ことです。
どう言うことかというと、スポーツにしろ音楽にしろ、はたまた教育系にしても、レッスン時間以外にも十分時間を取るのです。
やりたくない理由の一つに「できないから」と言うのがあり、
これは結構大きな要因であり、重要な原因です。
レッスン以外に練習時間を作る
いつも通っているレッスン場は車で1時間かかる上に、一般滑走の日は平日。
さすがに、仕事終わりから遠出して練習するのも大変。
nino家では、幸いにも車で20分程度の場所にもスケート場があります。
なかなかやる気になれない息子に、週末、習い事のスケート場で90分練習したあと、お昼からは自宅の近くのスケート場で滑らせました。
あいにく、フリーで滑る分には「楽しい」ようで、張り切って練習してくれました。
息子がなぜレッスンではなく家族で行くスケートは楽しいのかというと、
- レッスンではなく、自由に滑れる
- 教えられたことをするのではないから、できないプレッシャーがない
- 親と一緒に滑れるから楽しい
などが理由です。
とは言え、まじめな息子なので、レッスン中もふざけたり練習から戻ってきたりはしません。
ただ、教えられたことを練習するのに精一杯です。
もちろんレッスンとはそう言うものだとは思いますが。
家族で行くスケートではそういったことが一切ないので、イキイキ滑っていました。
今思えば、そう言う「息抜き」的な遊びのスケートも取り入れることで、レッスンで「できない」というストレスを緩和できたのかなあと思います。
そして、スケートのレッスン自体が嫌なわけではないと言うのが、滑っている途中によくわかりました。
それは、レッスンで習ったことを得意げに教えてくれることです。
こちらが、感心したり、息子にしか出来ないと伝えたりすると、喜んで(?)誇らしげに、どんどん教えてくれました。
習うこと自体、滑れること自体は、「楽しい」し滑れるようになりたいんだろうなとわかりました。
できないことはやりたくない。
小さな子にとって、「できること」「好きなこと」は進んでやりたがります。
でも、「やったことのないこと」「知らないこと」に果敢に挑戦することはなかなか難しいです。
ましてや、興味がない状態からであれば、とても難しいです。
それを克服するには、レッスン以外にもたくさん時間をとって、その習い事に触れること。
レッスン以外の時間にも練習の復習をしたりレッスンの話をすることで、
- 習い事をレッスン中の特別なものしない
- 普段の日常に溶け込ませ、自分の身近な存在にさせる
これらが目的です。
レッスンの時間以外にも習い事を考えたり練習したり時間が多ければ多いほど、上達も早まります。
上達すれば、「できる」「わかる」ようになります。
できたり、分かったりするようになれば、
子どもたちにとって「楽しい!」と言う感情につながるのだと思います。
※「効果バツグン!」とは言え、ここでお話ししていることは、あくまでnino家の考え、方針です。
育児に関しては、特に賛否両論、各ご家庭でさまざまな考え方があります。ましてや、教育関連の専門家でもありません。
素人のたわごと程度のものですので、こんなことしてるんだなあ〜くらいで捉えてください。
接触機会を増やした結果【nino家の場合】
ninoの息子が「行きたくない」と言って、他の対応では効果が弱かったのがスケートです。
メジャーではないスポーツの場合、そもそもレッスン以外で
気軽に練習する場所がないのが難点です。
サッカーや野球なら、ボールに慣れる程度なら自宅でも練習できるもんね。
マイナースポーツだからレッスン以外の練習が難しい。
そして、なかなか上達しない。
分かっていますよ、スポーツの上達が難しいのは。
スケートなんて、大人でも一から始めたら難しいし、上達のスピードも人それぞれです。
ただ、毎週一緒にレッスンについて行って見ていても、本当に亀の歩くスピード(?)のように進まない!上達しない!
そして相変わらず、息子は「やりたくない」と言っている。
ここで、気付いたのです。「やりたくない」のは「できないから」なのだ。
それならたくさん練習するしかない・・・!
一つでも「楽しい」と思える要素があれば続けられる
これも、未就学児くらいの小さな子で、本気でやめたいと思っていない場合に言えることだと思いますが。
一つ嫌なことが解消されれば、それ以降「やめたい」と言わなくなる可能性が高いような気がします。
これはnino家に限ったことかもしれませんが、
アイススケート以外の習い事は「楽しい」要因があったなあと思います。
やめたい理由については前回の記事で詳しく書いています。
英会話の時は、息子が5ヶ月だった頃からの1番のお友達がいたので、すんなり通えました。
ピアノは、親が一緒にレッスンに入れること(見守り)、レッスン時間が30分と短いことで、やめたいと言う時期は短かったです。
ところが、アイススケートに関しては、そんな要素が何もなかったのです。
- レッスンにお友達はいない
- レッスン時間は90分と長い
- 親は観覧席で見守るのみ
- レッスン以外に練習時間がない
- 初心者レベルから抜け出せない
- 周りは自分より上手な子ばかり
- 練習が単調
未就学の子どもが楽しく学べる要素は皆無です。
特にスポーツ系の習い事は、基本的には楽しいものではないですよね。
上手になるために、練習をする。
遊び要素やおふざけなど、怪我したり事故になったりする危険しかないです。
ただ、この「遊び」要素は、英会話にもピアノにもありました。
そして、「レッスン以外の練習」も。
英会話もピアノも自宅で復習したり練習したりできるもんね!
だから、この共通点をまず、スケートにも作ること。
それを、nino家では時間とお金を使って作ったのです。
効果はてきめんで、一つ、レッスンに通う楽しみができれば、乗り越えられるんだなと思いました。
アイススケートのようなスポーツ系の習い事なら、できるようになるのが一番効果的ではないでしょうか。
できるようになれば、レッスンに行くのが楽しくなります。
「できる」ことは「楽しい」。
楽しいから、もっとしたい
もっと頑張れば、もっと上達する。
もっと上達したいから・・・
レッスンも頑張れる。
このように、始めの上達できない期間を抜ければ、良い循環ができて行くのではないかと思います。
やめたい理由はあいまいな可能性が高い
レッスンに行くのがいやな理由は子どもなりにあります。
ただ、それは決定的なものではなく、めんどくさい・遊びたいなどの感情が絡み合って、「やめたい」と言う感情になっておる場合もあります。
というか、小さなお子さんに限っては、その方が多いのではないでしょうか。
だから、やめたいとか行きたくないとか言われた時に、その理由だけを考えてしまうと、解決しないかもしれません。
ninoの息子はまだ4歳。
行きたくないと言う時、理由を聞いても分かりません。
むしろ、行きたくないのに理由などないのです。
楽しいか、楽しくないか。
それだけしか考えていません。
「やめたい」「行きたくない」発言を「やめる」に直結させてはいけない
ninoの息子も「やめたい」「行きたくない」と言っている習い事がありました。
現在、息子は、英会話・ピアノ・アイススケートの3つの習い事に通っていて、レッスンのスタイルも通い始めた時期も全て違います。
3つとも、習い初めは「やめたい」「行きたくない」と言っていました。
まだ4歳、習い始めた頃は3歳のものもありました。
未就学の子どもの集中力は短く、そもそも「おけいこ」自体が難しいのが普通です。
親はそのことをよく理解しておくことがまず重要です。
気分でものも言うし、やりたい・やりたくないもちゃんと解って言っている子の方が少ないです。
むしろ、自分が本当にやりたいと理解してやっている子なんているのかな・・?
だから、やめたいと言うのも普通のことです。
そこで、親が本気で悩んで「子どもの気持ちを優先させて」なんて思ってやめさせたら、習い事なんて一生続きません。
もちろん、ある程度自分のやりたいことがちゃんと分かってきて、本当にやりたいことを選んでいる場合や、本当にストレスになって「やめたい」と言っていることもあります。
一概には言えず、その子の性格や習い事との相性など、総合的に考慮して判断する必要はあります。
ただ、総合的に見ても、まだ続けて欲しいと思えるなら、親がしっかり続けられる環境を作ってあげることが大事です。
行きたくないと言った時の親の対応で今後が変わる
行きたくないと言われたら、どんな反応をするでしょうか。
子どもの気持ちを整理してあげて、根本の見直しをするのは、未就学のお子さんにはまだ難しいかもしれません。
真っ向から正論をぶつけても理解できない
ninoは息子がイヤイヤしたりわがまま言ったりした時、なぜか、どうしたいのか、つい話を聞いて一緒に考えたり、言い聞かせたりしてしまいます。
でも、それだと息子は嫌だと言うことを受け止めてほしい、ninoは言い聞かせて分かってほしい、と、対立してしまいます。
真っ向から正論をぶつけても理解できない
一方、ottoは、息子の主張をすり抜け、全然違う話題で忘れさせ、楽しませようとします。
そうすることで、息子は嫌がっていた感情を忘れてしまうのです。
ottoはよく、息子のイヤイヤにもわがままにも真っ向から話し合おうとしません。
- 嫌だと言えば、違う話題を出す
- わがままを言えば、ご褒美で釣って誘導する
- 泣けば、全く関係ない面白いことを言って気を紛らわす
もっと大きくなったら「ちゃんと話聞いてよ!」って思うところですが、息子のような小さなうちはそれでもいいのかもしれません。
どちらが正しいとかではないかもしれない。
もしかしたら、どちらもよくないかもしれない。
ただ、今の歳の息子にとっては、「否定」や「押し付け」をされて「従う」状態より、嫌な感情を「忘れて」「楽しい」状態になった方が絶対いいですよね。
そして、息子が楽しい感情になった隙に、
「レッスンに行けば〜〜してもいい、できる」
(息子の好きな遊びや遊び場)
と約束してしまうのです。
そんな約束できる!?
イヤイヤしていない時に話せば、すんなり受け入れてくれるんです。
楽しければ、イヤイヤしていなければ、レッスンも楽しいとか、レッスンに行けるとか受け入れられる点でも、多分、本気でやめたいほど嫌だとは思っていないんだと思います。
もちろん、その後、教室に着く頃にはまた、「やりたくない」感情は戻りますが・・・。
ただ、その前に約束してしまっているので、レッスンに行くともらえる報酬(できること、遊べること)をお目当てに頑張ってくれます。
育児に対する考え方の違い、正しいより子どもに合う方法
息子に対するottoの対応はちょっと独特(?)です。
男の人特有なのかもしれません。
母は、子どもと真っ向から向かい合いがち。
もちろん、しっかり話をして事実を教えることは必要です。
でも、ottoのやり方を見ていたら、時として、そうではなくてもいいこともあると感じています。
ottoの育児・考え方についてはまた書いてみたいと思います。
とにかく、嫌がる子には、その嫌がることから一旦離れる。
そして、「〜〜したら〇〇できる」
小さな子どもに対して交換条件的なことは教育上・・・??
そうも思いますが、一方で、頑張った先に何かあれば頑張れることもあります。
習い事はそうじゃないでしょ!?
自分が頑張って成長していくものだよね??
とはいえ、親の意向で始めていたり、まだ、好きか嫌いかもしっかり分かっていない子どもには、とりあえず、しばらく続ける必要があります。
なぜか?
本当に子どもにその習い事があっていないかどうかは、ある程度続けないとわかりません。
子どもが嫌だと言えば、すぐにやめてしまうのは、「本人の意思を尊重」しているのとは違うと思うのです。
それでは、すぐに飽きる、継続できない子になってしまうのではないでしょうか。
ある程度継続してみないとわからない
本人の意思を尊重するのはもっと先です。
つまずいても頑張って努力して、ある程度の苦楽を経験してから、本人がどうしたいか選択させるべきだと思います。
その体験をさせるまでは、親がアシストしてあげなければいけません。
子どもの短い集中力を持続させ、興味を持ち続け、楽しいと感じ続けるために。
そうして、一定期間頑張った先には、子どもの継続する力ややり遂げる達成感を養えることができます。
同時に、何かを選択することの重要さや、投げ出さずに我慢することも覚えます。
もちろん無理は禁物です。
本当にストレスになってまで続けさせてはいけません。
ストレスになっていないか、なぜやめたがっているのか、
それを見極めるのは親の重要な役目であり、親しか判断できないことです。
習い事を続けさせたいなら練習を一緒に楽しむ
習い事を続けさせるためには、親の努力なしでは続きません。
特に、未就学のお子さんに関しては、「やめたい」と言うことも多いでしょうし、かといって、本当にやめたいのかも判断に悩むことばかりです。
nino家の息子も、レッスンに通い始め、しばらく「やめたい」と言っていました。
最初はレッスンにも慣れず、必ずそんな時期があるものです。
ただ、今回のスケートに至っては、嫌がる期間が長かったので対策を考えました。
その結果、「レッスン以外の練習時間を作る」ことが効果バツグンでした。
レッスン以外にも練習することで、
- 習い事がより日常の中に溶け込ませられる
- レッスンではない、家族での楽しい習い事を体感できる
- プレッシャーのない家族との練習で滑る怖さがなくなった
- 怖さがなくなったので、スピードが出せるようになった
- スピードが出せるようになり、滑るのが上達した
上達したら、滑るのが楽しくなって、レッスンにも「行きたくない」と言うことがなくなりました。
スポーツ系の習い事では「上達する」ことはとても大事だと感じます。
上達すれば、教えられることもやってみたいと頑張れます。
楽しいことなら、どんなに時間が長くても飽きずに練習できます。
新しい習い事を始めてみたけど、もうすでに「やめたい」と言われている方は、レッスンの時間以外で、ぜひ一緒に練習する時間を増やしてみてください。
子どもと楽しみながらするのがより効果的なんだね!
スポーツだけでなく、英会話やピアノなど、学習系・音楽系の習い事も一緒だと思います。
ぜひ、お子さんと過ごす中で、「習い事はレッスンで」と完結せず、普段の生活の一部にしてみてください。