AmazonのAlexaで「在室感知定型アクション」のサービスの提供が始まりました。
- Alexaの「在室感知定型アクション」で何ができるの?
- Alexaの使い方をくわしく知りたい!
今回は、「在室感知定型アクション」の利用方法のみならず、これから導入を考えている方向けにAmazon Alexaの導入方法も解説します。
他にもさまざまなサービスについて考察しています。
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Amazon Alexaの「在室感知定型アクション」を紹介!
従来のAlexaでは、「アレクサ、◯◯をして」と言うことで起動していました。
「在室感知定型アクション」機能を使うことで、発声することなく自動で起動できるようになります。
Alexa「在室感知定型アクション」の仕組みを解説
従来のAlexaがAI音声認識だったのに対し、「在室感知定型アクション」の仕組みは以下の通りです。
- 画面付き端末のカメラが捉えた映像を利用して検知する
- 画面のない端末では、スピーカーとマイクで超音波と反響で動きを感知する
それぞれ感知する手段は違いますが、どちらも「話しかける」動作なしに自動で起動させることが可能です。
自動で起動させるには、あらかじめ定型アクションの登録が必要になります。
例えば、
- 自動で電気が点いて、エアコンが起動する
- 自動でニュースの読み上げや、音楽を流してくれる
などと便利に利用できます。
詳しく解説します。
「在室感知定型アクション」の特徴
「在室感知定型アクション」の最大の特徴は、「話しかけなくていい」と言うことです。
主な使い方としては以下のようになります。
「人」の動きを感知して
- 照明を点ける
- エアコンや家電を点ける
- 天気情報の読み上げや、音楽を再生する
逆に「人」の動きがないと判定したときは
- 照明を消す
- テレビやエアコンなどの電源を切る
- 音楽を消す
などです。
音声認識では、発声が認識されておらず電気がついたまま、エアコンが付いてなかった、と言うことも考えらえます。
また、認識しづらい声色があったり、周囲のテレビや人の声があると認識しづらいと言うように、条件によっても認識の誤差が生じやすくなります。
「在室感知定型アクション」の利用・設定方法
「在室感知定型アクション」を利用するには、Alexaアプリが必須です。
定型アクションの設定方法は以下の通りです。
- Alexaアプリを開く
- 「その他」➡︎「定形アクション」を選択
- +記号を選択
- 「実行条件を設定」を選択
- 「スマートホーム」を選択
- 定形アクションを使用する端末を選択
- 「実行条件を設定」を選択
- 「人検出あり」・「人検出なし」を選択(1*)
- 「アクションを追加」を選択
- 実行するアクションを選択(2*)
- 「保存」を選択
(1*)「人検出あり」・「人検出なし」の設定内容
「人検出あり」:誰かがいるときにアクションを実行する場合の設定
「人検出なし」:部屋に誰もいないときにアクションを実行する場合の設定
(2*)同じ定型アクションに対して複数のアクションを選択可能
詳細は『在室感知定型アクションを作成する』から確認してください。
注意点として、「在室感知定型アクション」は設定している1台の端末のみ適用されます。
複数の端末の場合は、個々での定形アクションの設定が必要になります。
「在室感知定型アクション」の対応端末
「在室感知定型アクション」を使用する前提条件として、対応した端末が必要です。
「在室感知定型アクション」対応端末は以下のものです。
端末カメラ利用(コンピュータビジョン) | 端末スピーカーとマイク利用(超音波モーション検知) | |
対応端末 |
|
|
より詳しい仕組みは、『Alexaの在室感知定型アクションの仕組み』から確認できます。
「在室感知定型アクション」にデメリットはある?
従来のAlexaより便利に感じられる「在室感知定型アクション」です。
デメリットはほぼないと言って良いと言えます。
あえてデメリットをあげるとするなら、『少しの時間でも反応してしまう』と言うことを考えます。
少しの時間でも反応してしまうデメリット
人を感知して作動してしまうので、必要ではないときに起動してしまうことがデメリットになります。
たえとば、短時間部屋に戻り、そのあとすぐに出て行く時などです。
ただ、人がいないことを感知して反応する「定型アクション」を登録しておけば、また一定時間が経過すれば作動します。
ただ、エアコンなどの場合、電源の切り替えの初動に特に電力を消費します。
短時間に頻回に作動してしまうと電力消費になります。
そんな時には、時間指定」の設定をおすすめします。
解決策には「時間指定」も
「時間指定」とは、決まった時間に動作を実行できる機能です。
時刻と曜日、行動アクション、どの場所で行なうかを設定できます。
設定時間以外は作動しないと言うことなので、意図しない作動を防ぐことができます。
- 平日の昼間などに子どもが一旦帰り、その後すぐ出かける
- 使用頻度の少ない時間帯に短時間だけ作業する
などの場合にも効果的に利用できます。
詳細は『時間指定での設定方法』から確認してください。
Amazon Alexaの導入方法
「在室感知定型アクション」の良さを感じて、Amazon Alexaの導入を検討する方も多いと思います。
ここからは、Amazon Alexaの導入方法についてかんたんに解説します。
Amazonで本体を購入
まだAlexaを導入してない方は『Alexa とできること』からAlexa本体の購入が可能です。
種類にもよりますが、一番低いもので4,980円で購入できるモデルもあります。
商品一覧 | 価格 |
Echo Auto | 4,980円 |
Echo dot (第3世代) | 4,980円 |
Echo dot (第4世代) | 5,980円 |
Echo Show5 | 8,980円 |
Echo Show8 | 14,980円 |
Amazon Echo | 11,980円 |
Echo Studio | 24,980円 |
Echo Show10 | 29,980円 |
※2022年2月現在の商品および価格です。
本体が届いたら、利用方法は以下の通りです。
月額費用 | 基本的には月額無料(1*) |
必要環境 | Wi-Fi環境は必須 |
利用できるサービス | 音楽再生: Amazon MusicやApple Music、Spotify、AWA、dヒッツ、うたパス、TuneIn(2*) |
エンターテイメント:Fire TVシリーズ(ネットフリックス、YouTube、プライムビデオなどの視聴)(3*) | |
レシピ検索、アラーム、タイマー、英語学習モード、ショッピング、音声・ビデオ通話、家電操作 | |
接続 | 電源コンセントを使用。
それぞれに対応したバッテリーを購入すれば、ワイヤレスとして使用可能。 |
(1*)音楽聴き放題プランなど一部月額料金がかかるものあり
(2*)別途登録・契約が必要なサービスあり / Alexa搭載製品では一部対応外サービスあり
(3*)一部対応していない機能あり / prime Videoには別途登録・契約が必要
接続は電源コンセントを使用しています。
コンセントが近くにない場合にはバッテリーが有効です。
また、コンセントを抜くと再起動になるそうです。
頻繁に持ち運びする場合にもバッテリーを利用する方が良いでしょう。
身の回りのことが音声や人を感知してサクサクできるようになります。
Alexaの設定方法
設定は「Alexaアプリ」で行います。
アプリストアでAlexaアプリをダウンロードするか、Alexaアプリを最新版にアップデートしておきます。
- 端末を電源に接続
- Alexaアプリを開く
- 「その他」➡︎「デバイスの追加」を選択
- 「Amazon Echo」を選択
- Echo、Echo Dot、Echo Plusなどを選択
- 画面の指示に従って、端末をセットアップ
詳細は『Echoをセットアップする』から確認してください。
購入から利用方法まで簡単に解説しました。
利用に関しては、アプリでセットアップするだけです。
情報が多いから悩みも解決できる
Alexaの使用に悩んだ時も、利用している方が多いので安心です。
Amazonのレビューや質問、Alexaについて書いている人のブログなども参考になります。
何か悩んだ時も情報はたくさんあります。
手軽なAlexaから導入してみても
Alexと言うと高いイメージがありますが、一番安いものだと4,980円と手軽な価格で購入できるのです!
高性能のものでなくても、十分楽しめる機能は揃っています。
「在室感知定型アクション」を導入したい方であれば、第4世代からになります。
最安なものよりはやや高くなります。
「在室感知定型アクション」で暮らしにさらなる進化を
今回は、「在室感知定型アクション」についてその仕組みの紹介と、利用方法を解説しました。
「在室感知定型アクション」は「人」を感知して、事前に登録した「定型アクション」を動作させる新しい機能です。
人を感知するので、従来の音声認識でのAlexaに比べ、誤作動や認識しないといったデメリットを解消されることが期待できます。
また、意外なメリットとして、「話しかけることに慣れていない」人にも有効です。
普段、一人で暮らしていると、Alexaに話しかけることに抵抗があるかもしれません。
そのような場合にも、「在室感知定型アクション」であれば、話しかける必要もなくなります。
これまでAlexaで認識しづらかった声色の方でも、発声しなくていいので利用できる方が増えるでしょう。
他にも暮らしに役立つサービス紹介をしています。
知られていないサービスもありますので、一度のぞいてみてくださいね。
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