コンビニ御三家(※)を中心に「無人コンビニ」が首都圏を中心に展開しているのをご存知でしょうか?
[※セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン。売上高順(2021年9月10日調べ)]
- 無人コンビニってどうやってお買い物するんだろう?
- 無人コンビニ、近所にもできるかな?
今回の記事では、中でも、無人決済システムの開発を進めるTOUCH TO GOと提携し「無人コンビニ」を一歩リードしているファミリーマートにフォーカスしていきます。
この記事ではファミマの無人コンビニの利用方法や決済について解説します。
「nino-life」では、他にもさまざまなサービスについて考察しています。
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ファミマの無人決済コンビニの特徴
出典:Family Mart
ファミマの無人コンビニ特有の特徴があります。
- 無人コンビニの拡大を加速している
- AIカメラによる決済システム
これらがあるから、ファミマの無人コンビニが拡大を広げていると言っても過言ではありません。
それぞれ解説します。
無人コンビニの拡大を加速している
ファミリーマートの無人コンビニは、「2024年度末までには約1000店舗に拡大予定」との目標を掲げています。
このように、ファミマが「無人コンビニ」の拡大を加速しているのは、
- お客様の時間節約ニーズを満たす
- 店舗オペレーション(※以後OPに略)の省力化
などを目指しているためです。
通常コンビニは国内に1万6590店出店しています。(21年11月末現在)
そこに注目したファミマは、無人コンビニという新しい形で更なる店舗数拡大を目指しているのです。
AIカメラによる決済システム
このAIカメラによる決済システムこそが最大の特徴であり長所です。
ファミリーマートの店内天井には約50台のAIカメラが設置されています。
このAIカメラがにより、購入した商品が認識されます。
商品を持ったまま決済エリアに進めば購入する商品リストがタッチパネルに自動で表示されるという仕組みなのです。
無人レジとセルフレジとは何が違うの?
結論から言うと以下のことが大きな違いになります。
無人レジはセルフレジに比べ、
- スタッフがいない
- 操作の手間が少ない
- 現金支払いができる
- ファミペイ・各種ポイントを利用できない
セルフレジは、通常店舗内にあり、利用できないサービスも店舗での通常支払いが可能です。
無人レジは、そもそもが「無人コンビニ」と言う、通常店舗とは独立した店舗内での支払い方式です。
それらを踏まえ、サービスの違いを比較します。
(どちらもファミマサービスで比較。他のコンビニでは若干異なる可能性があります。)
無人コンビニ | セルフレジ | |
店員 | いない(バックヤードに一人待機) | 売り場にいる |
商品数 | 700品目程度 | 2500品目程度(通常店舗と同数)
ファミマカフェ |
操作 | 利用するための作業が一切不要 | レジにて操作が必要 |
決済方法 | レジ前に立つだけ | 自分でバーコードを読み取る |
手段 |
|
|
利用不可 |
|
|
公共料金
荷物発送 |
できない | できない(通常レジにて) |
不可 |
|
できない(通常レジにて)
|
可能 | 酒タバコは購入可能。 |
利用できるサービスは少ないですが、
- 現金支払いができる
- 操作の手間がない
と言うことで、利用したいと思った方も多いのではないでしょうか。
実際の入店〜決済まで
ファミマの無人決済コンビニでは、何の事前操作なしに入店できるのが特徴です。
利用方法もとってもかんたんです。
- 入店
- 商品を選ぶ
- 決済エリアに進む
- タッチパネルで決済
商品の間違いがあれば、修正もできます。
また、決済が済まないとゲートが開かないので、決済せずにお店を出ることは不可能のようです。
- 買わなかった場合は?
- 入店口から出てしまえば?
と言う疑問がわきましたが、買わなかった場合は決済0円となり退出できるでしょう。
無人決済コンビニを利用するデメリット
無人コンビニを利用するデメリットは以下のものです。
- サービスの利用幅が狭い
- 店舗が狭い
- 浸透していない地域もまだまだある
これらによる考え方も解説します。
サービスの利用幅が狭い
先述したように、購入できない商品や利用できないサービスは多いです。
ちょっとしたことなら何でもまかなえる「便利なコンビニ」とは違います。
商品の取り扱い数が少なく店舗が狭い
無人コンビニは駅の一角など小さく限られた場所にあるのが特徴です。
そもそも人員配置をしないため(現在はバックヤードに1名待機しているようですが)、店の商品管理や決済操作などの手間も店舗が大きいと大変でしょう。
AIカメラやセキュリティにかかる費用を考えても店舗を大きくするのはなかなか難しいと考えられます。
浸透していない地域もまだまだある
都市部、関東地域ではどんどん拡大している「無人コンビニ」ですが、ninoの住んでいる地域には・・・ありません!
周りにお店がない地域の方こそ、必要最小限のものが買える無人コンビニがあれば、便利に利用できます。
ファミマは無人コンビニ拡大を進めています。
これからは都市部からさらに各地にも増えることを期待したいですね。
ファミマの無人決済コンビニの出店例
現在、ファミマの無人コンビニが出店がされているのは、主に「オフィスのフロア内」「駅」「郵便局」となっています。
(※西武新宿線中井駅、東武アーバンパークライン岩井駅、川越西郵便局、サピアタワー(東京丸の内)など)
オフィスや駅では「スピード」がキーワードです。
朝の出勤前やランチ時間など限られた時間で移動している方に対して非常に利用価値があります。
また、郵便局の場合は、
- キャッシュレス決済と無人コンビニ決済の相性がいい
- 立地的に郵便局とコンビニは異なる
などの点から、これからも出店される可能性は高いと考えられています。
また、今後、似たような施設内でも出店が増えるかもしれませんね。
ファミマの無人コンビニで時短・手軽にお買い物
今回はファミマの無人コンビニについて解説しました。
ファミマの無人コンビニは、
- 通常店舗より取り扱い商品が少ない
- 通常店舗と比べ使えない決済、サービスがある
- 基本的にバックヤードにしかスタッフがいない
といった、デメリットもありますが、
- 入店から決済までの時間がスムーズ
という「時短」という、通常店舗やセルフレジに勝るメリットが圧倒的に大きいです。
一方で、コンビニを利用しない層の方々もいます。
割高になるコンビニよりスーパーやドラッグストアを利用する方も多いのではないでしょうか。
ただ、時短や便利さを考えるとコンビニは利用しやすいものです。
その中で、これからの未来、無人コンビニも手段の一つになってくることは大いに期待できるでしょう。
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