我が家の息子は4歳からアイススケートを習っています。
土地柄、アイススケートやフィギアがメジャーな地域ではないので、アイススケートを習っているのは珍しい部類です。
そんな地域のお子さんでも、フィギアを目指すことは可能です。
ただ、フィギアを習わせたいならより本格的なレッスンが必要です。
今回は、
- フィギアも視野に入れてアイススケートを始めたい。
- アイススケートを習わせたいけど、どんなレッスンなんだろう。
そのような悩みに、nino家の通うアイススケートレッスンについて紹介します!
otto、5歳の息子、0歳の娘と暮らす平凡な主婦。
日々の些細なことにも気にしたり凹んだりする豆腐メンタル。
かと思えば、信念を強く持ち、何事にも果敢にチャレンジするが飽き性が玉に瑕。
よく言えば芯がある、悪くいえば頑固。
nino家ではいろんな体験をして、息子が本当に興味を持った物を伸ばして欲しいと思っています。
アイススケートを始めたのもその一環。
フィギアをして欲しくて始めたのではありません。
でもできるだけ早くからアイススケートをやっていれば、もしそこからフィギアを目指したいと言われても可能性は残っています。
nino家のアイススケートの始め方や月謝などの詳細は別記事で紹介しています。
フィギアスケートはアイススケートの一種
まず、nino家のアイススケートのレッスン形式について紹介する前にアイススケートとフィギアスケートの違いについて。
スケートにはいろんな名称があり、混合しがちですが、アイススケートはスケートリングで行うスポーツの総称です。
一方で、フィギアスケートはスポーツの種類の一つです。
だから、フィギアを目指すなら、アイススケートを習うことから始めればOKなのです!
先述しましたが、nino家では、息子にフィギアを目指して欲しくて始めたわけではありません。
なんなら、その骨太の体を生かしてアイスホッケーをさせたいとottoは言っています。
アイススケートを習っておけば、スケートリングでする競技ならなんでも目指せるということです。
アイススケートのレッスン形式とメリット・デメリット
レッスンの形は、個人レッスンや少人数、定員のないグループレッスンとさまざまです。
その形式は、教室によって違います。
nino家ではグループレッスンの教室に通っています。
グループレッスンのメリット
グループレッスンの形式では、アイススケート始めやすく選択の幅が広いのが特徴です。
レッスン費が安い
グループでの指導なので、その分個人レッスンや少人数制よりレッスン費用は安くなります。
なので、初めてでも入会しやすいのです。
また、靴やヘルメット、サポーターもレンタルできるところならその分の初期費用も抑えられます。
もちろん、初めから自分の靴を揃えて入会してくるお子さんも見かけます。
そういう子は元から滑っていたのか、本気でやり続けたいと決まっているのか。
詳細は知りませんが、きっとかなりの本気度なんだと思います。
他の子は5〜6歳程度の子は、レンタルの靴を使っています。
この頃の子どもの靴のサイズはすぐに大きくなります。
買い揃えてもすぐに買い替えないといけないのでは・・・
(かなり大きいのを買っている?)
アイススケートの靴ってめちゃくちゃしっかり紐を絞めるイメージですが、それでもやっぱり大きいのを履いていると先生に指摘されます。
やっぱりサイズの合っていない靴ではうまく滑れないのでしょう。
買い替えの費用を考えると、足のサイズが安定するまではレンタルでいいと思います。
本当にレッスンを続けられるかも見定められるね!
それも重要!買ってしまって早々に辞めたいと言われても困りますよね。。
選択の幅が広い
グループレッスンは個人レッスンと違い、はっきりした目標を定めず、まずはスケートのスキルを上げることができます。
そのまま趣味に留めておくのもよし、レベルが上がってから希望のスポーツに進むむよし。
もちろんフィギアスケートに進むこともできます。
nino家の通っている教室では、グループレッスンとは別に個人レッスンも設けられています。
グループでのレッスンで一番上のクラスまで行った子や、本格的にフィギアを目指し始めた子などが、グループから離れて個人レッスンに移行できるのです。
同じ教室で、やりたくなったら個人レッスンに移行できるのがいいですね。
グループレッスンのデメリット
今度は通い始めてデメリットに感じることを紹介します。
と言っても、めちゃくちゃ期待しているわけではないので、不満はありません。
敷いてあげるなら・・・
- 正しいフォームを理解していない
- 付いていけていないことがある
ことくらいでしょうか。
早すぎるレッスンは難しい?
このデメリットはまだ息子の年齢が低すぎるためです。
クラスが上がり、習うことが高度になればなるほど理解できず、ついていけなくなります。
そんな時に、グループレッスンではいつも先生がつきっきりで教えてくれるわけではないので「何をしているの?」状態になってしまうこともあります。
ただ、この問題は年齢が上がるにつれ減ってきています。
4歳の頃は自分で好き勝手滑っていることの多かった息子ですが、5歳に上がってからは、わからないなりにも先生のそばで指導を聞いています。
理解できない対処法はしっかり質問すること
ちなみにデメリットに対処するには、
「自由時間に先生に質問するandフォームをチェックしてもらう」
ことです。
レッスン中は仕方なくても、自由時間なら息子にだけしっかり教えてくれます。
そんなことしていいのかな?と初めは躊躇しましたが、せっかく習いにきているのに、わからないから進めないのはかわいそうです。
少々でしゃばりな親ですが、今はまだ自分で聞けない息子を思い、自由時間に先生に質問したりチェックしてもらいます。
息子は息子で、レッスンが嫌で出来てないわけではないので、教えてもらったら真剣に取り組みます。
フォームの再現も忠実に練習するので、先生はしっかり教えてくれます。
結果、聞いたから理解できて、つまづいていたテストをクリアできたということが何度もあります。
4歳でもレッスンは受けられるし上達する
nino家の通うアイススケート教室は4歳が年齢制限でした。
だから、初めは小さすぎるがゆえ、レッスン中も
- 聞いていない
- 好き勝手に滑る
- レッスンの通りにしない
など、ハラハラすることがいつもでした。
でもその度に先生たちは「まず慣れて滑るのが好きになることです」と言って、息子に自由に滑らせてくれました。
そのおかげで、今では趣味でやっていたottoより断然うまくなっているし、知らない技もたくさんできます。
4歳でも早くはないし、滑ることを続ければ、確実に上達します。
むしろ吸収は小さい子ほど早い。
始めるのに早すぎることなどないのです。
レッスンのタイムスケジュール
ここではレッスンの様子を紹介します。
レッスンのクラス分け
息子の通う教室では、4歳から大人まで混合でレッスンを受けます。なので、クラスには小さな子から大人の人まで年齢はさまざまです。
レベルによりクラスが分けられており、月末に行われるテストに合格すると次のクラスに上がります。
息子は現在、下から4つ目のクラスまで上がっています。一番上のクラスまではあと2つ(だったと思う)。
だんだんとテストも難しくなるので、クラスが上がるスピードも落ちてきますが、今のところ2〜3ヶ月で上がっていっています。
レッスン時間と内容
レッスン時間は1時間30分です。
まず開始までフリーで滑れる時間があり、その後全員で準備体操をします。
それからクラスに分かれて、レッスンが開始します。
基本、先生がフォームの解説や正しい滑り方を指導してから、みんなで滑って練習する、という感じです。
最後の30分はフリータイムで好きなように滑ります。
この時間は先生たちも自由に滑っているので、ninoのように聞きたいことがあれば、この時が質問するチャンスです。
また、息子の教室では毎回教える先生が変わります。
固定した方がいいのでは?とも思われる方もいるかもしれません。
でも、一人の先生に教えてもらうよりいろんな先生のフォームを見た方がいいと個人的には思います。
フォームって一度固定すると、なかなか直せないもの。
一人の先生のフォームを習って、次の段階に行った時にまた違う先生に指摘されたらやりづらいです。
先生たちも全員全く同じフォームではないと思うのです。
それぞれのいいところを吸収して、自分に合ったフォームを身につけて欲しい。
(あくまで基礎は正しいフォームですが。教え方・伝え方の違いかな。)
フィギアは目指せる!でも上達へのスピードが必要
フィギアスケートが盛んな地域なら、小さなころからアイススケートやフィギアスケートに馴染みがあり、フィギア選手を目指す子も多いでしょう。
でも、そうではない地域ではなかなかそんな情報は勝手には入ってきません。
しかし、どんな地域でも、アイススケート教室はあります。
そしてフィギアスケートだって、希望すれば習うことができます。
ただ、本格的に目指すなら早くから始めるべきです。
フィギアを目指すならレッスンだけでは厳しい
本格的にアイススケートのレッスンに来ている子は自前の靴や衣装を持っています。
また、教室自体のレッスンは週一回ですが、フィギアを目指すならそれくらいの練習量では到底足りません。
レッスンとは別に一般滑走としてスケートリングを開放している時間に自己練習する必要があります。
フィギアは有名で人気のスポーツですから、本当に大会など狙いたいなら、その道はかなり厳しいです。
親が付き添ってしっかり練習環境を準備しなければなりません。
個人レッスンに移行するのは基礎ができてからでいいと思います。
理由はレッスン費用がかなり違うから。
もちろん金銭面で余裕があって、初めからしっかりついてほしいなら別ですが、初めは習いごとから始めたいならグループレッスンから始めるべき。
小さなうちは指導されても全てを吸収できません。
また、基礎はみんな同じなので、とりあえずはグループレッスンで基礎を知って理解したらあとは練習あるのみ。
個人的な指導を受けるのは、基礎がしっかり出来上がってからでも遅くないと思います。
それまでは、毎週のレッスンと自己練習で技や基礎を固めることが重要です。
フィギアはアイススケートよりかなり高額が必要
アイススケートの1か月のレッスン費用の相場は5,000円~10,000円くらいです。
習いごととしては平均的な値段で始められます。
さらに上記したように、靴も他の備品もレンタルできます。
なので、初期費用は入会費があればそれくらいです。
一方、フィギアになると自分のスケート靴に加え、衣装代や大会に出る出演料も必要です。
フィギアでもグループレッスンはありますが、大会を目指すのであれば個人レッスンも必須です。
個人レッスンはだいたい1回30分のレッスンで2,500円〜5,000円ほどが相場のようです。
個人レッスンかグループか、この時点ですでにかなりの差が生じます。グループレッスンなら、個人レッスン1回分で安めのアイススケート教室の月謝1ヶ月分になります。
他にも個人レッスンをするなら滑走するためのリンク代というものも必要です。これも地域や教室によって異なりますが、だいたい平均は1,000円台のようです。
リンク代も毎回必要なので個人レッスンを多く取ればそれだけ値段も上がります。
他にも、上を目指せばそれだけかかる費用は増えます。これが、フィギアが習いごとの中でも特にお金がかかる理由です。
アイススケートから始めるのがおすすめ
フィギアスケートはアイススケートの一種なので、アイススケートの基礎から始めても遅くないし、無駄にはなりません。
憧れはフィギアだけど、何もわからない初心者である
子どものやってもらいたいけど続くか不安
初めから高額を投資できない
そんな方はまずはアイススケートから始めてみてください。
アイススケートでしっかり基礎固めをすれば、リンクを使うスポーツならなんだって目指せる可能性があります。
息子はアイススケートを4歳から始めました。
4歳は息子の教室の年齢制限の歳でした。
できるかな?と不安はありましたが、結果、全く心配ありませんでした。
もちろん、理解できないことや集中できないことも多いですが、それ以上にメリットが大きいです。
子どもの方が吸収も素早く、ぐんぐん上達します。
少しでも興味があるなら、手軽に始められるアイススケートから進めてみてください。