子どもに習い事をさせても続かないことは少なくありません。
それに対して、やめさせるべきか続けさせるべきか悩むご両親も多いでしょう。
我が家の息子は4歳の今、ピアノと英会話とアイススケートを習っています。
この時期は、本当にやりたくて習っているのか、そもそも好きなのか。
親だけでなく子ども本人もよくわかっていない時期です。
未就学児の「やめたい」は、小学校を上がってからの「やめたい」に対する対応とはちょっと異なると思っています。
未就学児に限ったお子さんの習い事の継続について我が家なりの考えと、
続けさせるポイントについてお話しします。
未就学のお子さんの習い事で、
- 習い事をさせたいけど続くか不安
- 習い事を始めたけどやめたいと言われて困っている
- やめるより続けさせたい
そのようなお悩みのパパママには、何か参考になることがあるかもしれません、ぜひ最後まで読んでみてください。
※ここでお話ししていることは、あくまでnino家の考え、方針です。
賛否両論あると思います。こんなことしてるんだなあ〜くらいで捉えてください。
子どもの習い事が続かない理由
子どもの習い事が続かない理由を探すことも大事ですが、なぜ始めたのかを考えることも、子どもの本当の気持ちを知ることにもつながります。
やめたいと言われた時、どう対応するのがいいのか、それはその子にもよるしその状況にも寄ります。
一概にどうすべきというものではなく、普段からの子どもの習い事に対する言動や、レッスン中や終わった後の様子をしっかり把握しておくことが重要です。
未就学かそれ以上かで親の対応は変わる
習い事が続かない理由はさまざまだと思いますが、その理由と真剣に向き合うのは小学校以降でいいと思っています。
その理由は、未就学のうちは、まだ何になりたいとか何かをしたいって将来を見据えたしっかりした考えには至っていないからです。
もちろん、もっと優秀な子や英才教育を受けている子なら、ちゃんと意思があって「やりたい」と言って習い事を始めていると思います。
我が家の息子はごく平凡な子どもなので、単純な理由で始めた習い事がほとんどです。
英会話の時は夫が乗り気で、体験レッスンで自宅に来てくれたお兄さんがとても楽しまるのが上手で、父子でノリノリになってしまって、そのノリのまま契約した感じです。
ピアノに関しては、もともと音楽は好きみたいだったので、「やってみる?」と聞いたら「やりたい」というので始めました。
スケートは、親のninoとottoが話し合い、息子に合うのでは、と思い、始めました。
もともと、始める前からスケート場には遊びに行っていたので、一緒に滑っている時はとても楽しそうにしていました。
我が家の息子の「やめたい」理由
息子が「習い事がいやだ」と言った時期は、ピアノでも英会話でもスケートでもありました。
というか、アイススケートでは現在進行形で「やめたい」と言っています。
ただ、3歳から始めた英会話と4歳初めから始めたピアノに関してはもう「やめたい」ということはなくなりました。
というか、始めの2ヶ月ほどだけで、その後は「行くのが普通、練習するのが普通」になりました。
アイススケートに関しても、まだ3ヶ月くらいなので、
ここからレッスンが定着するといいなあと思っています。
なぜ、習い始めの数ヶ月は「やめたい」と言っていたんだろう?
そして特に嫌がるアイススケート。
なぜ、アイススケートだけそんなに嫌がるのか、考えてみました。
めんどくさい
未就学の子どもにとって、いちばんよくある理由はこれに尽きると思います。
レッスンに行くのも、練習するのも「めんどくさい。」
保育園や幼稚園に行っていれば、余計。
終わった後や休日は、子どもだってのんびりしたい。
元気が有り余って暴れまくっている子どもだけど、家や公園で走り回るのと、レッスンに行くのは、やっぱり違います。
人見知りの子なら尚更ですよね。
我が家の息子も、若干人見知りなところがあります。
多分、慣れないレッスンに行くたび、緊張して疲れてしまうんだと思います。
それが次のレッスンに嫌な感情として思いだし、行きたくないと言っているような気がします。
お友達がいない
レッスンは保育園とは違って、初めは知っているお友達もいません。
すぐにお友達ができればいいですが、ここでも人見知りな子はなかなか輪に馴染めず、それがストレスになっている可能性も高いです。
ただ、人見知りの度合いによって、何回か通えばすぐに打ち解けられる子もいます。
慣れ始めたら自分から入れる子もいます。
息子は慣れれば自分から行ける子です。
今のメンバーでもう少し通い始めれば馴染めるんじゃないかなと思っています。
ただ、極度の人見知りの子だと、保育園と違って仲良くなりづらいと思います。
レッスンは基本的には練習する場で、仲良くなるためのコニュニケーションの機会は取ってもらえません。
自発的に仲良くしようとできる子でないと、いつになっても馴染めないかもしれません。
そういう子の場合は、
- 個別でレッスンできる
- 知っているお友達も通っている
というような習い事を探す方がいいかもしれません。
お友達がいないことも、人見知りな子だと尚更、影響が大きいんだね
パパママが一緒じゃない
まだ小さなお子さんなら、パパやママと離れてレッスンするのを嫌がっていることもやめたい原因になります。
親からしたら、保育園も行っているし、レッスンする間くらい先生もいるし、って思うかもしれません。
繰り返しになりますが、保育園とレッスンは違います。
子どもからしたら、まだパパやママから離れるのが心配な子もいます。
レッスンに付き添えるスポーツってあるの??
付き添える習い事といえば、音楽系でしょうか。
息子の通いピアノも今は付き添っています。
小学校に上がれば1人で行けるかなって思っていますが、それまでは付き添うつもりです。
レッスン時間が長い
子どもの集中力はどのくらい持つのでしょうか。大人でも50分と言われています。
子どもの場合は、小学生低学年では15分、未就学児に関しては、3歳で4分、4歳で5分、5歳で6分程度だそうです。
そんな子どもが長いレッスンに耐えられるはずもありません。
本当に本人がやりたくてやっているなら続くと思いますが、多少親の意向でやっている場合には、ちょっと無理があるかもしれません。
自分でやりたいと思っていても、単調なレッスンだとやっぱり飽きてしまいます。
短時間で練習内容をいろいろチェンジしてくれれば、子どもも飽きる暇なくいろんな練習ができます。
比較的、お勉強の習い事では短時間練習も可能ですが、スポーツとなるとなかなか難しいです。
しかも、レッスンの生徒の年齢に差があると、それぞれの子どもの集中力に合わせてもらうことも難しいです。
※ここでお話ししていることは、あくまでnino家の考え、方針です。
賛否両論あると思います。こんなことしてるんだなあ〜くらいで捉えてください。
毎週、アイススケートに行きたがらない
息子の場合、ピアノと英会話に関しては、始めてしばらくは「行きたくない」「やめたい」と言っていました。
ただ、それもそのうちなくなり、今では楽しんで行っています。
家での復習も練習もやっています。
ただ、アイススケートに至っては、今の所まだ「やめたい」が続いています。
なぜ、アイススケートが嫌なのか考えてみました。
スクールに慣れていない
アイススケートはまだ通い始めて3ヶ月です。
慣れてくる頃だとは思いますが、技術面でも難しいアイススケートではもう少し様子を見る必要があるかなと思います。
まだ滑るのもやっとのレベルなので、「怖い」とか「できない」というのが先にあるのだと思います。
怖い、できないがなくなってくれば、楽しくなるんじゃないかな、、、
これに関しては、もう通い続けて慣れるしかないと思います。
ここで、「じゃあ今週はお休みしようか」と言ってしまうとそのまま休みがちになってしまいます。
息子のストレスももちろん気にしなければいけませんが、ある程度の形が見えてくるまでの、最低半年、頑張って1年は続けてほしい、と思っています。
友達がいない
アイススケートでは、全くの初めて、周りは知らない子たちに知らない先生。
そこに、全くの初心者で通うわけですから、考えてみたら大人でも不安です。
英会話のクラスは、開校1期生だったのですが、偶然にも一番のお友達が一緒のタイミングで習い始めでした。
奇跡・・・!
もし、お友達がいなかったら英会話も「やりたくない」が続いていたかもしれません。
そして、クラスも2〜3歳クラスで当時は3歳だったので、お友達ともう一人の男の子以外は2歳さん。
自分の方ができるから、そりゃストレスは少ないですね。
いつも保育園に行くくらいの気軽さで通っていると思います。
ピアノは付き添って、しかも個別レッスンなので、全く心細さはありません。
レッスン中でもこちらを向いていろいろ話しかけてきます。
レッスン中にお友達になるのは難しそうですが、
ある程度通えば、先生にも慣れてくれることを願っています。
うまくできないからやりたくない
全く初心者だから当たり前ですが、なかなか上手くはなりません。
今の教室で一番滑れないのは息子です。
こちらはたくさん練習して上達してほしいと思うのですが、やっぱり本人としては、同じ年齢くらいの子や自分より小さそうな子(女の子だからそう思うだけで、年齢は多分上)が滑れているとプライドが傷つけられると思います。
英会話の場合は、英語を覚えていかなくても、喋れなくても、怒られない。
できてもできなくてもあんまり関係ないし、どの子が出来るかはあまり感じられない。
ピアノも練習はしていくけど、できなければまた翌週も練習していくだけで、他の子と比べられることもありません。
(スケートが比べられていると言っているわけではありませんが・・・)
子どもながらもできないことはプレッシャーになるよね。
※ここでお話ししていることは、あくまでnino家の考え、方針です。
賛否両論あると思います。こんなことしてるんだなあ〜くらいで捉えてください。
それでも続けて通わせる理由
初めにも書いたように、未就学生のうちの「やめたい」は本気なのか分かりません。
逆に、「やりたい」もどれくらい「やりたい」のか分かりません。
もちろん、本当にすごくやりたい気持ちで習い事を始める子もいます。
一方で、親の意向で始める子もいます。
初めてみたものの違うと思う子もいるし、すごく夢中になる子もいます。
人それぞれなので、その見極めをするのが親の役目だと思っています。
「やめたい」と言ったとき、「継続することは大事なことだ」と続けさせるのも、「やりたくないことを無理にさせてはいけない」とすぐにやめさせてしまうのも、違うと思います。
見るべきは、レッスンの様子やレッスン前後の様子。
そして、家での様子など総合的にジャッジして対応する必要があると思うのです。
一概に、「習い事が親の自己満」とも思わないし、「継続が正義」とも思いません。
最低3ヶ月〜1年は続けさせたい
その習い事がその子に向いているかどうかはある程度続けないと分かりません。
特に、初めてやるスポーツでは尚更です。
そこで私たち夫婦は、区切りとして3ヶ月、半年、1年と考えています。
まずは3ヶ月。
続けてみて子供の反応はどうか、その後も定期的に区切りを決めて様子を見たいと思っています。
それは子供が嫌言ってやめる決断だけでなく、子どもがそこまで乗り気ではなく、親自身も、見ていて子どもに合っていないと判断すればやめさせようとも思います。
やりたくないことを続ける意味はありませんが、せっかく始めたなら、
ある程度の形になるまでは続けて欲しいと思うのです。
本当に嫌なのか分からない
これが続けている1番の理由かもしれません。
結局、行く前はいやだ、やめたいと言ってはいるけど、やり始めると一生懸命にレッスンを受け、休憩タイムもほぼ休憩せずすぐに滑り出し、フリータイムも楽しそうに滑っています。
レッスン後は親である私たちに練習で習ったことを教え、やって見せてくれます。
本当に嫌なら練習も楽しめず、帰りの車中もそれほどテンションは上がらないかなと。。
ただ、こればっかりは分かりません。
もしかしたら本当に嫌なのかもしれません。
一方で楽しんでいる一面を見ると、いやだと言っているのは、朝のめんどくささとかやり始めの緊張なのではないかと思ってしまいます。
息子が楽しく滑っている時間がある限り、私たちはできるだけ続ける方向で応援したいのです。
レッスン中やレッスン後は楽しかったと教えてくれる
先程の繰り返しになりますが、お家にいる時にやめたいと言っていても、レッスン中やその後、楽しかったと言ってくれるなら、私たち親は続けられる環境を作ってあげるべきではないでしょうか。
継続が大事と言われるのは正にここで、やってないうちの面倒やプレッシャーから辞めてしまうのは、継続力を養うチャンスを逃していると思います。
やってもなお、苦痛でしかないものはやめるべきですが、やり始めると楽しい、頑張れるのであれば、頑張らせてあげることが、将来、子供のいい経験として残ります。
※ここでお話ししていることは、あくまでnino家の考え、方針です。
賛否両論あると思います。こんなことしてるんだなあ〜くらいで捉えてください。
「やめたい」習い事を続けさせる対策
この時期は、「パパママが喜ぶからやる」というのも大きな理由です。
習い事のキッカケがパパやママの提案ならなおさら、親が喜ぶことで子供はやる気になります。
また、パパやママが一緒に楽しめばより一層やる気が出るものです。
習い事に慣れる機会を作る
習い事が好きになるにはやはり慣れることです。塾や音楽の習い事では家で練習したり復習もできます。ただ、スポーツの場合はなかなか難しいです。
我が家の場合も、習い事がアイススケートなので気軽に練習はできません。
それでも、滑れてる子って多分レッスン以外でも練習してるのです。
だから息子の負担にならない程度に、スケート場に行くようにしています。スケート場では夫と一緒に滑るため、何もストレスなく楽しく滑ります。
基本のフォームや練習は度外視されますが、楽しい分、スピードも徐々に出るようになりました。何より、レッスンでは怖くて転けることが出来ないのですが、スケート場ではたくさん転けることができるようになりました。
それが次のレッスンに活かされ、少しずつ上達に繋げられればと思います。
嫌なら10分で戻ってきていいよと伝える
それでもレッスンが嫌な時は、いつでも帰れるという状況を作ってあげます。
10分だけ滑ればいいんだ、嫌なら帰っていいんだ、と思えばプレッシャーが少なくなり、レッスンを始められます。
始めてしまえばなんだかんだ最後まで一生懸命滑ります。
無理はさせないが、力づくでもレッスンには行く
無理やりレッスンに行かせることはしませんが、ある程度選の余地なしでレッスンに行きます。先述したように、やる前のいやは本当にレッスンが嫌とは違うかもしれません。
めんどくさい、
パパやママと離れたくない、
眠い、
など色々ありますが、レッスンが始まって楽しめるのであれば力づくでも行かせればいいと思っています。
子どもの継続力なんて、未就学児にはない子の方がほとんどではないでしょうか。
それを伸ばしてあげられるのは親しかありません。
もちろん、その時の体調やその子自身の性格などもあるので必ずしも無理やり連れて行くわけではありません。
今の習い事が特別合っていないなどでなければ、多少無理してでも連れて行ってもいいのかなあと思います。
レッスンが終わったら全力で褒める
これ、めちゃくちゃ重要です。
レッスンが終わったらめちゃくちゃ褒めています。
子どもが感じたこと、習ったこと、なんでもレッスンに関することはしっかり聞いてあげて、リアクションして、たくさん褒めます。
自信過剰になったり、自分は出来ていると思ったりしない??
心配になるかもしれませんが、いつもいつも過剰に褒めているわけではありませんよね。
ある程度であれば、本当に自分が上手なのか子どもは自分で気づきます。
それより、レッスンを頑張ることで、褒められたり親が喜んだりすることで子どものモチベーションは上がります。
レッスンに行けばパパやママが喜んでくれる
習い事を続けるのに、理由はなんでもいいと思うのです。
ましてや、親の意向で始めたらなら尚更。
「本当にやりたいの?」なんて聞く方が間違っています。
子どもには、与えられた世界しか見えません。
その中で、本当にやりたいかどうかなんて決められません。
目の前の世界が全て。
それが当たり前の世界なのです。
そんな、小さな世界を限りなく広げてあげたり、世界の深さを教えてあげたりできるのは、子供が小さければ小さいほど、親だけです。
親がやろうと誘ったのなら、一層、親が子どもの頑張りを喜び励まし、アシストすべきだと思うのです。
「やめたい」への対応は状況や環境で変わる
ここまで書いたのはあくまで私個人やnino家の考えであり、どのお子さんにも当てはまるわけではありません。
お子さんがレッスンを本当に嫌がっているのか、それとも一時的なものなのかは、普段の様子を見ていればわかってきます。
ninoは、やり始めたんだから続けるべき、とも思わないし、嫌なら無理にやらなさない方がいいとも思いません。
じゃあ何がしたいんだよ
やりたいと言ってやり始めたならもちろん続けてほしい。
それが親の意向であっても、好きになってくれたらとの思いがあるから、ある程度は続けてほしい。
継続も必要だと思っています。
ただ、そこに子どもが本気で嫌になる要素があるなら、やめさせるべき。
子ども自身がまだ、本気でやめたいと思っていないなら続けられる状況を作ってあげるのが親の役目。
そう思います。
もし、お子さんが習い事をやめたいと言ったり、やっぱり頑張ると言ったりして、継続を悩んでいるのであれば、
お子さんが頑張れる環境を作ってあげられているでしょうか?
お子さんがレッスンにやる気になるアシストをしてあげられているでしょうか?
子供が続けられる環境作りをしてあげてみてください。
そうすれば、楽しくレッスンに通ってくれるようになるかもしれません。
そして、やめるべき判断が遅れると子どものストレスが大きくなる上、自己肯定感が下がったり、楽しくない思い出になってしまったり、他のことにも影響します。
普段からレッスンの様子をしっかり観察してあげることが重要です。
色々同じことの繰り返しになりましたが、我が家の息子の場合の習い事を「やめたい」に対するnino家の対応について書いてみました。
これが正解とは1ミリも思っておらず、下手したら悪影響かもしれません。
ただ、今の手探りのやり方でも息子はそれなりに前向きに頑張ってくれています。
悩んでいる方の何かのヒントになれば幸いです。
※ここでお話ししていることは、あくまでnino家の考え、方針です。
賛否両論あると思います。こんなことしてるんだなあ〜くらいで捉えてください。